愚者、ぼんやりと月へ行く。

好きなものと、嫌いなものと、その他の日常。

観劇の一日。

本日は、久々に観劇ハシゴを。

 

昼は、古巣であるENBUゼミナールの中間発表会を観劇。

20歳の国の演出助手で一緒だったゴンちゃんこと高須賀あき乃ちゃんが現在ENBU生である事もあって、久々に五反田のスタジオに足を運んだ。

 

内容は現役生による10分芝居×5本のオムニバスだったのだけど、4本目までは脚本も俳優も荒削りな部分が目立ち、厳しい事を言えば、見世物としてギリギリ成り立っているものばかりだった。(成り立っていたのか微妙なものもあった)

ただ、最後の1本だけは、構成力、台詞、出演俳優の力量に至るまで、今までの作品と比べると出来が群を抜いて良く、普通に楽しんで見る事が出来た。因みに、それが上記のゴンちゃんの書いた作品だった。(無論、身内贔屓などではないよ)

全体的に静かでシンプルな作品が多く、もっとふざけたり、実験的な作品が1本ぐらいあって欲しかったなぁと。ああいう場だからこそ無茶して欲しい。経験者は語るじゃないけども。

 

夜は新宿に移動し、シアターミラクルにて新宿コントレックスを観劇。

アガリスクエンターテイメント主催の企画で、こちらはコント・オムニバス。出演団体は壱劇屋、小西耕一ひとり芝居、日本のラジオ、アガリスクエンターテイメント。

普段はヒリヒリとした会話劇をやっている日本のラジオがコントをやる、というのに惹かれたのだが、いやはや、とても面白かった。

元々、日本のラジオの芝居にはシニカルな笑い所がちょいちょいあって、ヒリついた空気の中に忍ばされた小ネタや言葉遊びにクスリと笑わせられる事があったのだけど、今回はそのエッセンスを抽出したような、不条理でささやかな狂気に満ち溢れた笑いを巻き起こしていた。

全体的にも団体ごとの個性がしっかり出てて面白かった。壱劇屋が下ネタ&ハイテンション、小西耕一ひとり芝居はまんまひとりコント、日本のラジオは不条理、アガリスクは王道系コント。やっぱりオムニバスの演目はバラエティに富んでいる方が楽しいね。

 

脚本家目線でみちゃう癖は今回も発揮されていたけど、色々インプット出来たので良かった。