愚者、ぼんやりと月へ行く。

のらくら、いこうよ。

止まるな!『カメラを止めるな!』

巷で面白いと噂の映画『カメラを止めるな!』を観に川崎チネチッタに行ってきました。邦画を観るのっていつぶりだろう。多分、数年ぶり。

周りの評判がめちゃくちゃ良くて、しかも小耳に挟んだ情報によると伏線回収型の作品らしく、それは大好物のやつじゃないか!と期待しつつも、ただここまでみんなが面白い!面白い!と騒ぎ立ててると、そんな大衆に認められた作品を誰が楽しんでやるものか!というひねくれ精神も湧いて来るもんで、複雑な感情を抱えたまま観たのでありました。

 

 

※これより先はネタバレに繋がる発言があります。この映画はネタバレしてしまうと面白さが半減してしまうタイプの映画なので、まだこの映画を観てない方、これから観る事が確定している又は観る可能性が高い方で「ネタバレなんてごめんだぜ!」という方は読み進める事をオススメしません。

 

 

まず端的な感想としては、面白かった。面白かったんだけど、すんごい面白かったかと言われると、そこまでじゃないかなぁ。(今年の邦画で一番みたいな感想もあって、逆にそんなに今年の邦画は面白くないんかなと思った。邦画観てないんだけど)

多分なんだけど、この手のスタイルの作品を僕は見慣れていたので、なんとなくこうなるんだろうな、みたいなのが先に分かってしまって、その分、衝撃度みたいなのが少なかったんだと思う。

言ってしまえば、映画版シベリア少女鉄道。(シベリア少女鉄道を知らない人はめちゃくちゃ面白い劇団なので是非一度観に行ってください)

映画の前半がまるまるフリになっていて、後半でその伏線を回収していく、みたいな内容で、初めて触れる人はさぞ驚くだろうし面白いんだろうなと思いつつ、シベ少とかを知ってる人からしたら、もっと色々遊べただろうなとか思っちゃう。

あとは、ストーリーの核となっているドラマ部分(創作への熱意だとか、家族愛だとか)の作り込みが中途半端な感じがした。上記した構造の面白さで十分笑いは取れるんだけど、ドラマがしっかりとした強度で作り込まれていたら、もっと面白かっただろうし、バカバカしさも増した気がしたので、惜しいなぁと。

 

なんか否定的かつ抽象的な文面になってしまいましたが、面白かったからこそ、惜しい部分が目についてしまったというだけです。アイドル主演の金だけかけたクソ映画よりも数十倍観る価値がある映画だと思います。どんどん放映する映画館も増えてるらしいし、観てない人は是非一度観て欲しいなと。お金かけなくても面白い作品は作れるんです。

 

とりあえず、前半40分ぐらいは退屈でも我慢してね!