愚者、ぼんやりと月へ行く。

のらくら、いこうよ。

コントの「静けさ」。

ラーメンズの『アトムより』というコントが好きだ。

 

漫才愛好家だった僕がコント、更には演劇にのめり込むようになったきっかけは間違いなく、ラーメンズとの出会いだった。

今まで観てきたどの芸人にも似ていないその笑いに僕は夢中になったのだが、特に心惹かれたのは、彼らのコントの「静けさ」だ。

 

冒頭で述べた『アトムより』というコントは、とても静かなコントである。

休日のひととき、駆け出しの映画監督とその友達のたわいもない会話。片桐仁扮する友達の語尾や行動が多少エキセントリックではあるが、コント的なアクションや掛け合い、すれ違い・勘違いにおけるスラップスティック的要素、ドラマチックなストーリー展開などは”ほぼ”無い(ほぼと記載したのは、ラストの見事過ぎるオチのせいである)。友人同士のゆるい会話、それだけで話が進んでいく。

今まで観てきたコントの騒々しさ・けたたましさはどこにもない。静かに、じわじわと、笑いが生まれていく。大きく声をあげて笑いたい人にはまるで面白みの無いコントだと思うが、僕にはそれが心地良かった。

 

そこに、平和があるような気がした。

このコントの登場人物は、とても幸せにみえるのだ。そして、少し切なくもある。このコント以上に多幸感とセンチメンタルを感じれるコントは、今の僕には見つけられていない。

 

そんなコントが好きなんですが、今度僕がやるコントも似たようなテイストでつくられています。男3人がただただ喋るだけの駄弁コント。まあ、あまり静かではないですが。

3ヶ月ぶりのネジマキトカゲ、男3人でふざけます。

当日も多分ふらりと入れますので是非宜しければ。

 

9月26日(水)

[Ete Omnibus Theater #143] 19:00~ open / 19:30~ start

@Eggman tokyo east(東京都千代田区岩本町2-6-12 曙ビルB1)

【出演】

ウラダイコク / ネジマキトカゲ / 劇団暴君ハヤブサ'69 / Plot act color

【料金】

¥1,540(+1drink ¥520)